2012-04-16 三重郡菰野町竹成にある「大日堂」と「五百羅漢」 その2 徒然なるままに 「大日堂」まつり その2 三重県指定有形文化財に指定せれている室町時代の 2体の大日如来さまが安置されているお堂です。 お堂は老朽化がひどく数年前に再建されました。 弘仁6年(815)弘法大師様が42歳のとき、 諸国修行中、たまたまこの地に錫をとどめ形ばかりの草庵を 結び、手づから刻まれたそうです。 その後、霊験あらたかなことで第66代一条天皇長徳年中、 太平山松樹院の勅号を賜ったそうです。 法話終了後の堂内です。 お堂の内陣、須弥檀(しゅみだん)上の向かって 右が胎蔵界、左が金剛界の大日如来さまです。 白木造りの仏身に、納衣と裳をつけただけで 室町時代の応仁の乱で焼失、再建された仏像です。 とてもお優しいお顔をしておみえです。 嘉永5年から約15年の歳月を費やして慶応2年に完成 その後、明治の廃仏毀釈で一部破壊されて、 現在は469体の石造が現存しています。 中には、亡き父母のかおそっくりの羅漢さんもあるということですよ。